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正当な賃金・経費を知る/京建労に入っていたからこそ

2018年1月3日

 「現場で組合員さんに会ったら『副委員長も現場に出てはるんですね』って言われたわ。当たり前やけど、役員はそういう風に見られているのかもなぁ」と笑うのは、2017年度から副委員長として奮闘中の平山さん(50・内装)。滋賀県大津市の新築現場で、壁装(へきそう)作業中の平山さんを訪ねました。

 琵琶湖に程近く、ぬけるような青空のあさ、作業をしながら「今日はええ所で仕事させてもらってる」と平山さん。丁寧で早く、そつのない動きで施工されているのが印象的です。「もう、若いときみたいに走り回るような現場は、しんどいだけ」と落ち着いたようす。19歳で入職した内装工事の世界で31年間働き続け、地に足の着いた仕事ぶりで仕事仲間からも頼りにされています。
平山さんは組合活動のなかで聞いたある報告が心に残っているといいます。それは「昔と違って、飲み会を企画しても参加者がふえないけど、仕事にプラスになることなら参加者がふえる」というもの。事実、京建労の本部や各支部が開催する、仕事に直結してプラスになるセミナーなどへの関心は高まっています。
この日、11月24日のよるには、京建労本部で「内装関係者のつどい」(右下記事)が開催され、平山さんは「職種別での交流の場をもってみよう」と提唱した仲間の一人でもあります。
 よる、7時半からはじまる同つどいに参加するために、滋賀県の工事現場から京都市南区の京建労本部へと車を走らせて参加して、同業の仲間たちと活発な意見交換をしました。
平山さんは集まった内装業・職人の仲間たちに「今日は内装のつどいでしたが、もっと多くの同業の仲間が集まって学習をしたり意見交換をするなかで、賃金をあげていこうということなど、現場の職人と内装屋から声をあげていくことが大事だと思います。京建労に入っていたからこそ、要求する正当な賃金・経費を知ることができたと、みんなが思えるようにしたい」と語りました。

【建築ニュース1115号(2018年1月1日15日付)】

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