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いらかの波 No.1243

2024年4月3日

確定申告が終わりホッと一息をつく。一年間頑張って働き、私の稼ぎはこれだけかと思い知らされ、今年こそはと心に誓う時期でもある▼一方で報道されているのは春闘の結果。軒並み満額回答だった。その中身を見てみると多くが物価上昇率に見合わない要求額での妥結だ。労働組合はほんとに労働者のために頑張ったのだろうか。経営者側がこれくらいの要求であれば満額で妥結できることを見据えての春闘が見え隠れしているように感じた。労働組合はもっと労働者のためにたたかう組合であってほしい▼私たちが加入している組合は、とりくみの節々で学習をして方向性を確認している。産業別の組合だとこういった学習は特に重要なのかもしれない。就労の形態、立場など多様な組合員をまとめていくことは並大抵のことではない。だがこういった学習会に多くの組合員が参加し、一致できる要求で行動に移していける組合は少ないのであろう▼先日の決起集会でも多くの組合員の参加があったが、本当はもっと多くの仲間の参加でとりくめられればよかったと感じた。講演は「賃金について」。私たちの賃金を上げていくためにも、労働者全体の賃金が上がらないとたどり着けない問題だと感じる。(政)

【建築ニュース1243号(2024年4月15日付)】

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