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京建労の職業訓練校/課外で伝統建築など学ぶ/檜皮葺きの施工体験も

2023年3月2日

 京建労が運営する「全京都建築高等職業訓練校」は2月15日と22日に、現存する明治や大正期の建物や寺社を見学する課外授業を実施。また22日には東山区にある京都市文化財建造物保存技術研修センターで、寺社建築などで使われている檜皮葺きや杮葺きの施工体験も行いました。
課外授業に参加したのは54期生(1年生)の中川さんと大西さんの2人で、引率として福井教官(左京)と椎本教官(乙訓)、川西常執が同行しました。
15日には改装工事が続く京都市役所で免震設備などについて学習。椎本教官の解説に2人も真剣に話を聞いていました。また京都市役所を設計した武田五一がかかわった旧島津製作所本社や旧毎日新聞社京都支局なども見学しました。
午後からは場所を西本願寺にうつし、改修が終わった御影堂や阿弥陀堂、唐門などを福井教官の解説で学習しました。伊東忠太が携わった本願寺伝道院では、さまざまな建築様式をとり入れられた珍しい設えを、さまざまな角度から建築物の見学を行いました。
22日には知恩院から高台寺、清水寺と巡回。三門や茶室、馬駐など各所の重要文化財や国宝を福井教官の解説を聞きながら、歴史的背景や当時の政治状況も含めて建築物に影響を与えた数々のことがらについて学びを深めました。
京都市文化財建造物保存技術研修センターでは、檜皮葺きや杮葺きの施工を体験。伝統技術保存会の方に手ほどきを受けながら作業を行いました。慣れない道具に苦戦しながらも楽しそうに体験していました。

【建築ニュース1220号(2023年3月15日付)】

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