いらかの波 No.1240
2024年2月15日
京都市長選挙が終わった。京都市外の支部や全国の組合、本部など一緒にたたかって支部を後押ししてくれた仲間に感謝するとともに、良い結果で恩返しすることができなくて本当に残念だ。しかし松井氏が新市長になったことで全部が後退したわけではないと私は思っている▼市民の声が活かされた福山さんの公約に押されて、松井氏は子育て支援の拡充を打ち出すなど、悔しい敗戦の中にも運動の成果はあった。公約にした以上は実行されるまで注視しなければならないし、要求していかなければならない▼その選挙戦と平行して、建築大工技能士の準備講座が行われ、投票日当日は実技試験があった。偶然だが1級講座を受講したメンバー全員が私の知り合いだった。毎週日曜日に講習に行く姿や、仕事の後で原寸図の練習をしている話を聞くと、自分が講座に参加していた時も原寸図を描く時間の短縮に苦労していたことを思い出した▼年齢的にも資格を取るには少し遅いかなと思える人もいたので、なぜ資格が必要なのか聞くと、大きな現場に入るのにCCUSとともに求められているとのこと。現場が資格を求める流れを感じるとともに知り合いの大工さん達の合格を楽しみに待ちたい。（人）
【建築ニュース1240号（2024年3月1日付）】
