第47回住宅デー 6月9日(日)
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Web建築ニュース

いらかの波 No.1182

2021年5月7日

4月25日、3度目の緊急事態宣言が京都府に発出された。ニュースで流れる街の声は、政府や自治体の対応に辟易したようすだ▼振り返れば今からちょうど1年前も緊急事態宣言下だった。飲食店や娯楽施設などで休業要請が行われていた。街に人けは無くなり、ゴーストタウン化した様相が連日ニュースで流れていた。なんだかはるか昔のように感じる▼感染者数は4月25日の同日比で2020年が385人、2021年が4607人と10倍以上現在の方が感染者が多い。状況は激しく悪化しているのだ。各地で医療が崩壊し、救えなかった命も出ている。「最悪のシナリオ」へ向かっているのは誰が見てもわかる▼この感染拡大は変異株など昨年とは違いがあるのは事実だが、それだけではないと私は考える。それは菅政権による「失政」による悪化だ。休業要請には薄すぎる補償で、町の商店やイベント関係者のいのちとくらしが削られている。ワクチンは入手も製造もできず、感染者はふえる一方。まさに「失政」が招いた国難ではないだろうか▼今秋までには衆議院総選挙が行われる。「くらしと政治」が重なる今だからこそ、失政を繰り返す自公政権から野党連合政権へ交代の審判をくだそう。(熟)

建築ニュース1182号(2021年5月15日付)

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