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原発ゼロへのうねり声高に/事故から8年 被災未だ収まらず

2019年3月29日

 2011年3月11日に発生した東日本大震災を起因とした東京電力・福島第一原発事故。世界でも類を見ない未曾有の大災害で、土壌・海洋汚染を巻きおこし原子力発電が人間では制御できないものであることを知らしめました。
あれから8年。安全性が確保できない原発に対し、「原発はいらない」「再稼働は許さない」の声が全国に広がっています。
3月10日は東山区の円山公園野外音楽堂にて「バイバイ原発3・10きょうと」が行われ、雨が降る中1500人の市民が原発のない社会を求め集まりました。
 集会では、原発事故で福島などから避難してきた56世帯172人が国と東電を相手どりおこした「原発賠償京都訴訟」の原告団が、大阪高裁での控訴審の内容を紹介しました。
原告団は京都地裁での一部勝訴判決の内容を報告。舞台を大阪高裁にかえてたたかいが続いていることを紹介しました。原告団から控訴審法廷で行われた意見陳述の内容を朗読する形で、支援が訴えられました。「国と東電は避難者を見捨てようとしている。多くの葛藤の中で避難生活を決断しなければいけなかった被災者。裁判官のみなさんは、この苦渋の決断にどうか思いをはせていただきたい。私たちの避難の権利を認めていただきたい」と声高に読み上げられ、会場からも大きな拍手と歓声が沸きおこりました。
 国会からの報告では衆議院議員の山崎誠さんから「原発ゼロ基本法案」の審議について超党派での活動が行われていることが報告されました。原発ゼロをめざす各政党からのあいさつでも各党の代表が原発ゼロへの活動と思いを報告。国会議員からは山崎さんの報告をより具体的に補足する発言もありました。
集会終了後は、京都市役所前までデモ行進を行い、道ゆく市民にアピールしました。

【建築ニュース114号(2019年4月1日付)】

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