

2025年9月3日
8月24日、京都市東山区にあるウェスティン都ホテル京都で京建労秋の大運動活動者会議と秋の拡大月間出陣式が行われ、京都府内全支部から267人の組合活動家が参加しました。
今回は30代と40代の若手役員を中心とした、「次世代」に着眼した企画が多く取り込まれ、各支部から参加した若手役員が躍動する姿が各所で見られました。
記念講演では「参議院選挙後の政治情勢」と題して、弁護士の福山和人さんが参議院選挙で明らかになった課題や前進点を解説しました。
続いて村瀬書記長から秋の大運動成功に向けて基調報告が行われ、私たちを取り巻く情勢や運動の重点について報告が行われました。基調報告の中で「映像で振り返る 京建労の75年」の完成を報告するとともに、第1編仲間ふやし・歴史編が上映されました。村瀬書記長は「75年の歴史に確信を持ち、秋の大運動を成功させよう」と参加者によびかけました。
ふたつ目の記念講演では、東京土建一般労働組合書記次長の中宿稔さんが、「東京土建の後継者(次世代)建設と分会活動について」、東京土建多摩・稲城支部の経験を綴った動画を紹介し、支部や分会での次世代役員づくりを話しました。
講演の中で中宿さんは「若い仲間と組織づくりをしていく点で、個人の奮闘に頼るのではなく、できる限り『みんなで要求活動』を行うことが重要だと東京土建では強調しています。また運動の柱として据えているのが『地域』というワードです。組合員や家族だけでなく、そこに住まうさまざまな人も含めて地域での活動を基本とする必要があると考えています」と強調しました。
次世代を中心とした企画では支部と本部両方で活躍する若手役員に登壇してもらう「パネルディスカッション」も開催し、さまざまな意見交換が行われました。(2面に詳細)
活動者会議終了後に行われた出陣式では、各支部の次世代仲間が登壇し、月間成功へ決意表明を行いました。また仲間ふやし競争では南部4支部での競争や、創立20周年を迎える醍醐支部に、もともと同じ支部だった伏見支部から申し入れが行われるなど、75周年の記念の年にふさわしい盛り上がりをみせていました。
【建築ニュース1273号(2025年9月15日付)】