建退共とは建設業従事者むけに国がつくった退職金制度です。働いた日数分の証紙(1日=320円)を手帳に貼ってもらい、退職時に貼った枚数(年数)分の退職金が支払われます。新規加入者は50日分が補助されます。
今後は、電子申請方式でも積み立てることが可能となっています。
また、建設キャリアアップシステム(以下CCUS)との連携が行われることになり、大手ゼネコン等CCUS を導入している現場では、証紙の「もらい損ね」が解消されることが期待されます。
「辞退届」とは、本来、建退共証紙が無償で交付される公共工事において、「中退共に入っている」、もしくは「自社の退職金制度がある」という理由で、下請け業者が証紙の交付を「辞退」する用紙です。しかし、そのような理由もないのに、上位業者が機械的に「辞退届」を提出させ、本来は証紙が交付されるべき労働者に渡らないという事態が横行しています。「辞退届」の提出を求められたら、まずは京建労へご相談ください。