2025年12月3日

青年部は、「女房・子どもに満足できる生活を、週休制の実施」などをかかげて、1961年1月15日に30数人で結成(1960年度)。65周年を迎えます。結成当初から、賃上げ運動では行動隊のさきがけとなって100超の現場工作に入るなどの協定賃金運動や、日雇健保改悪反対運動で組合全体の士気を高めました。
低賃金と労働条件の改善を求めて、学習活動と他団体の若者との共闘や、平和活動への熱い願いと行動の組織化を通じて、その後の組合幹部活動家を育成するうえでも大きな役割を果たしました。
近年では、「つながる広がる青年部」をキャッチフレーズに、多彩な交流企画も活発に行うなかで、2025年10月末に610人の最高現勢を記録しました。
主婦の会は、1965年11月10日に結成準備会が開かれ、1966年1月20日(1965年度)に結成大会を開き、結成大会で「建設労働者の生活と権利を守るため、組合員及び家族相互の親睦を深め、家族ぐるみで組合の運動を発展させることを目的とします」としてスタート。結成60周年を迎えました。結成以来、京建労の“家族ぐるみ”の運動を象徴するなくてはならない存在です。
生活の要求にかなった学習会や交流会の他、「6・9行動」「赤紙配り」をはじめとする、継続的な平和を求めるとりくみを通じて確信を深めあって来たことも活動の特徴のひとつです。
主婦の会は2025年5月24日、第61回定期総会において、建設労働者として働く女性組合員もふえるなかで現代の要求にマッチした名称への変更が採択され「主婦・女性の会」へと正式名称を変更しました。
シニア世代の要求実現やその経験を組合運動に活かしてもらおうと、2000年代より支部ごとに「シニアの会」が結成され、2025年度時点で11支部が活動しています。支部活動のサポート、交流・レクのほか、美化活動などのボランティア、また、選挙闘争などではその経験を活かし大奮闘されている支部もあります。
2013年度から組織化をはじめた次世代建設委員会とあわせて、組合創設10年目、15年目から活動してきた青年部と主婦・女性の会、そして高齢になられた組合員・家族の要求にかなう、シニアの会が、今後も「全世代型運動」を担う“核”として、それぞれの要求に基づく運動で、さらに組織を前進させ、発展させていくことが期待されます。
【建築ニュース1279号(2025年12月15日付)】