2026年7月16日
内装工事の職人だった私が書記局員になり、21年になろうとしている。つまり「職人の命綱・建築国保」の被保険者ではなくなって21年でもある▼医療進歩はめざましく、生物学的製剤といわれる細胞培養などを活用して抗体などを応用した薬が高い効果を発揮。多くの人が救われている。如何せん、薬剤費が非常に高い▼私が悩まされ続けているアレルギーが、さまざまな要因が重なり悪化し、私も一時期使用し症状は大きく好転。しかし、高額療養費限度額を超える医療費を負担し続けることは大変な困難で、その治療の継続を断念した。以来、体調を落とす度に「建築国保やったらなぁ」と▼建築国保加入の仲間なら助けられていた事例だなと、この相互扶助の輪を作り上げてきた組合の力を、心身の痛みと共に知る。同医療機関の支払いが1ヵ月5000円を超えた際の、建築国保の一部払い戻し制度はその象徴のひとつ。まさに「命綱」。多くの繊維が集まり編み上げられて、命とくらしを守りあう▼京建労、この組合、この制度、手放したらアカンよ。私たちは、何のために集っているのかを再確認してガンバロウ。個人責任の空気感にさらされるような社会の中では尚更に、「仲間」ってほんまにええねぇ。(巧)
【建築ニュース1292号(2026年8月1日付】