2024年4月16日
京建労が毎年6月に開催する「住宅デー」は、地域の皆さんに私たちの仕事と技能を理解してもらう日として、多彩なとりくみを行い、今年で47回目を迎えます。
高度成長時代に住宅着工戸数が急増するとともに、プレハブメーカーなど大手の住宅業者が出現してきました。なかには膨大な宣伝費を使って、住宅を消耗品扱いするような粗悪な仕事をし、暴利をむさぼる業者もあります。「ウチの出入りの職人さんは○○さん」というように、長い時間をかけて築いてきた地域の信頼関係を引き裂き、私たちの仕事が脅かされはじめました。
住宅デーでは、地域の住宅の守り手としての建設職人が、その技能を生かし、無料の住宅相談や耐震診断を行います。網戸の張り替えや包丁とぎなどの奉仕活動のほか、楽しい模擬店や木工教室も開いて、地域の皆さんと地域の職人がふれあえる場となっています。
地域の皆さんに建設職人の姿を知っていただく絶好の機会が「住宅デー」です。毎年、京都府内各地で約150ヵ所で行われ、組合員や家族など1500人がボランティアとして参加しています。今年は6月9日の開催です。ぜひ皆さんも京建労の地域奉仕活動「住宅デー」にご参加ください。
【建築ニュース1244号(2024年5月1日付)】