2022年3月17日
4月10日に行われる京都府知事選挙に立候補表明を行った梶川憲さん(京都総評議長)とともに、府民のくらしと京都経済を再生させようと、各所で訴えが行われています。府政転換へ梶川さんとともに立ち上がった確認団体「つなぐ京都2022」は3月5日に左京区のみやこめっせで「府民のつどい」を開催し、改めて梶川さんが府民に向けて政策を語りました。
みやこめっせ3階の第3展示場を会場に行われた「府民のつどい」には、約1000人が駆けつけ、YouTubeでも660ヵ所で視聴が行われました。
司会には梶川さんとの連名ポスターにも登場している右京支部の西村健太常執が登場。つどいの進行係をつとめました。
開会に際してつなぐ京都2022共同代表で元京都大学大学院教授の石田紀郎さんがあいさつに立ち、コロナ禍において失政を続ける西脇府政を徹底批判。府民の願いを集めて梶川知事を実現しようと訴えました。
続いて同志社大学大学院教授の岡野八代さんと、東京大学大学院教授の本田由紀さんから梶川さんへ激励のビデオメッセージが送られました。また前回候補者でもある福山和人弁護士も激励に登壇。府民の総決起をよびかけました。
梶川さんの人柄を紹介する企画では、学生時代からの友人や争議団の仲間が、間違ったことには徹底して立ち向かいたたかい抜く芯の強さをエピソードを交えて語りました。
未来の知事室を模したオンライン対談では、コロナ禍で疲弊する医療や保育の現場、そして若者の生活実態が代表者からそれぞれに語られました。府民が語る窮状に「未来の知事室」にいる梶川さんが的確に回答していきます。
保育士の男性は「国の配置基準がとても厳しい。子どもたちにとって余裕のある保育をしたいが、保育士の手が回らない状態。子どもたちの発達保障という役割を担っていく中で、今の基準では本当に厳しい実情」と訴えました。梶川さんは「今の福祉や保育が成り立っているのは、その現場で働いている人たちの努力のたまものです。そんなことに行政や政治が甘えてはいけないと思います。配置基準は府県で国より高い水準を決められるので、ぜひ実現したい」と力強く語りました。
集会では西脇府政が国の言いなりですすめている開発事業や米軍基地問題などに関する報告があり、北陸新幹線の延伸計画に関する問題では南丹市美山町の住民の代表からビデオメッセージも寄せられました。
そしてつどいの最後には満を持して梶川さんが登場。参加者たちは着席しながら大きな拍手で迎え、壇上まで多くの参加者とグータッチで思いを交わしあいました。
演台に立った梶川さんは会場とオンラインで見つめる人たちに大きく一礼し、自身が京都府知事選挙に立ち上がった決意と基本政策を語りました。
冒頭、梶川さんはロシアによる侵略行為に触れ、「今こそ憲法9条が生かされる防衛と外交手段が必要」と自身の信念も含め、平和の重要性を熱弁しました。
立候補に至った決意では「私は生まれも育ちも京都、乙訓です。教員から労働組合役員となり、今に至ります。私の人生の転機にはいつも子どもたちの存在がありました。1995年の阪神・淡路の大震災、真っ暗な神戸の街での支援ボランティアの時です。懐中電灯に照らされた車の中には被災した小さな兄弟の姿。『ここに支援が届くのか』と思ったとき、救援のゼッケンをつけた他府県ナンバーの宣伝カーやトラックが駆けつけ、惜しみなく支援の手を差し伸べてくれました。人間の連帯、支え合う力というのは、なんと素晴らしいことかと心に刻まれました。そして今、コロナ禍において辛い思いをしている府民がたくさんいます。困っている子どもたちがいる。お年寄りがいる。働く人たちがいる。政治の力で救えるいのちがある。その思いで私は立ち上がりました」と時折涙を流しながら語り、「府政転換へともにたたかおう」と府民によびかけました。
なお梶川さんの政策は「つなぐ京都2022」が発行するチラシまたは建築ニュース号外にも詳しく掲載しています。
【建築ニュース1200号(2022年4月1日付)】