2017年12月8日
2017年の秋の仲間ふやし月間では、次世代層といわれる30代・40代の仲間が多くの場面で活躍しました。京建労全体の平均年齢も52歳となり、現場や組合ではその中心として活躍する若い仲間もふえてきました。京建労では次世代建設委員会を定期的に開催し、若い仲間の組織化を議論し次世代に焦点を当てた企画の運営を毎年行ってきました。2017年度は前年に引き続き、「次世代建設活動者会議」と題して憲法や今後の建設業のあり方を集団で討議しました。
11月11日から12日にかけて合宿方式で行われた「次世代建設活動者会議」には、14支部と主婦の会から37人の仲間が参加しました。右京区の府立ゼミナールハウスを会場に、建設業に存在するさまざまな問題に対し、グループ討議などで意見を交わし合いました。
会議の冒頭で行われたのは全員参加の「ラインで自己紹介」。全員で自己紹介をしながら建設業の従事歴順や、出身地の遠い順に一列のラインに並んでいくという交流法で、「出身は愛媛です」「建設業歴は28年です」など最遠・最長の仲間には「おお~」と歓声があがっていました。
自己紹介後の講演テーマは「憲法」。京都第一法律事務所の大河原壽貴弁護士を招いて、憲法に関するそもそも論や、憲法が私たちのくらしに何をもたらしているかを学びました。
大河原弁護士の話をもとにペアトークで深め合い、疑問点などを全体で共有することなども行いました。
午後からはグループに分かれて「ここが変だよ建設業」と題し、建設業の中での問題点や他産業との違いを集団で話し合いました。
「技術に見合った手間が払われていないのでは」「他産業に比べ契約があいまい」など多くの問題点が各グループで出され、「そもそもどうあるべきなのか」「なぜそうなってしまったのか」などが話し合われました。最後に改善策を導き出し、各グループの代表が議論経過と改善策の発表を行いました。
閉会のあいさつに立った平山副委員長は「これから私たちが建設業を支えていく時代がきます。支えあい、一緒にがんばろう」とエールを送りました。
【建築ニュース1114号(2017年12月15日付)】