2019年10月3日
2019年・被爆74周年原水爆禁止世界大会・長崎(以下「原水禁世界大会」)が8月7日~9日に開催され、野田副委員長を団長に30人の仲間が参加しました。7日の開会総会には4000人が参加。8日には各々の分科会にわかれて行動しました。
5000人が参加した9日の閉会総会で決議された「長崎からのよびかけ」では2020年にニューヨークで開催される原水禁世界大会などNPT再検討会議に向けた活動が強調されました。
また、全建総連と建設長崎共催の「長崎慰霊祭・職人のつどい」(8月8日)には、吉岡徹執行委員長(全建総連副委員長として参加)・野田本部副委員長らが参加しました。
【本部・野田副委員長】
今回、原水禁世界大会に、京建労からの代表団30人を参加させていただき、仲間の皆さんに感謝申し上げます。
私はこの代表団の団長として、参加させていただきました。まずは代表団の皆さんがこの世界大会に参加し、核兵器廃絶への思いを、それぞれの立場で感じ取られていただいたのではないかと思います。
私の役目は、「建設労働者・職人 原爆殉難者慰霊祭」に参加することでした。慰霊碑は、原爆資料館のすぐ近くにありました。
原爆が投下された日も暑い夏の日だったでしょう。戦時下、建築職人は、空襲で火災が広がらないよう家屋の解体や特高の船の製作の作業をさせられていたそうです。もう少しでお昼だというときに、多くの市民とともに犠牲になられたことを思うと、核兵器を開発したことに怒りを感じる慰霊祭でした。
前回私が原水禁世界大会に参加した時、平和を願う世界の市民団体の力で、核兵器禁止条約を採択させ、核兵器廃絶へと世界を動かしたにもかかわらず、安倍首相はこのことには一切触れず、新たな核兵器の開発にすすむ国が報道されている今、核兵器禁止条約を早く発効できるよう、また、来年のニューヨークの世界大会には、たくさんの「ヒバクシャ国際署名」を届けることができるよう、世界の平和を願う人々とともに活動できたらと思う大会でした。
【建築ニュース1150号(2019年9月15日付)】