2017年9月15日
京建労は8月27日に「ウェスティン都ホテル京都」にて、映画「母 小林多喜二の母の物語」の上映会を開催しました。組合員や家族など273人が参加しました。
この映画「母 小林多喜二の母の物語」は三浦綾子の小説「母」を原作に製作され、プロレタリア作家の小林多喜二とその母・セキの人生を描く物語です。
上映会に先立ちあいさつに立った吉岡徹執行委員長は「政府は6月15日に犯罪を計画段階から処罰する共謀罪を成立させました。国民の内心に堂々と踏み入り、逮捕・処罰するこの法律は、まさに戦前の治安維持法そのものです。思想や信条さえ支配する暗黒の時代に戻らぬよう、たたかいをすすめなければなりません」と話しました。
映画はセキの幼少時代から、結婚、そして家族とのくらしを通じ、「人を恨まず」と朗らかに子どもたちを包み込む母親像が描かれました。また小説を書くという手段で戦争に反対し続け、特別高等警察による拷問で非業の死を遂げた小林多喜二の壮絶な人生も描かれています。
【建築ニュース1108号(2017年9月15日付)】