2017年5月17日
風薫る五月という、一年で一番良い季節になり、体も舞踊るようなこの頃、外では鳥たちがせっせと子育てをしている、そう言えば愛鳥週間というものがあった▼我が家の裏に竹藪があり、春告鳥がホケキョケキョと鳴き始め、今ではホーホケキョと歌がうまくなった、鳥の世界でも歌がうまいほうがモテるのかもしれない▼ツバメはつがいで住まいを物色している。家に巣を作ると縁起が良いというが上からの糞が大変そうだ。佐渡の朱鷺や、豊岡のコウノトリを復活させたことは喜ばしいかぎり▼よるの街路樹に群がるムクドリは五月蠅く(うるさく)道路上の糞は臭く汚い。家庭ごみをあさるカラスは賢く三歳児位の知能を持ち、いじめたら何処までも追って来るから要注意▼鳥インフルエンザは、新しい物ではなく35年位前には既に見つかっていて鳥だけの病気だったが、鳥から人への感染が外国で確認されて以来、脅威になっている。だが、未だにワクチンが無くて流行すると相当数の病死者がでることとなり開発が急がれる。殺処分もかわいそうだがやむを得ないか▼新緑の中で、鳥のさえずりを聞きゆったりと過ごす時間に思い巡らせた。せわしない日々のなかではそんな時間も必要な気がして。(熊)
【建築ニュース1101号(2017年5月15日付)】