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2陣京都地裁で追撃必要/責任認める司法判断は確立

2018年10月11日

 9月27日、京都地裁で関西建設アスベスト京都2陣訴訟の第9回期日が101号法廷で開かれました。
この日の法廷では原告尋問はありませんでしたが、福山和人弁護士と谷文彰弁護士が代理人意見陳述を行いました。
国の責任に関する原告の主張をまとめた意見陳述を行った福山弁護士は、「建設アスベスト被害において国の責任を認める司法判断はもはや完全に確立しており、国が責任を負う範囲も判決を重ねるたびに広くなっている」と主張しました。
場所を「新島会館」に移して行われた裁判報告集会では、支援の団体を代表して3人がマイクをにぎり、京都総評の梶川憲議長は「1陣大阪高裁判決を受けても上告をするという、往生際の悪さ。救済対策づくりに転換すべきだ。だからこそ手を緩めない2陣での追撃が必要」と話しました。
遺族原告の北村節子さんは「被害者の声を聞いてほしいと東京に行ってきましたが、厚生労働省で門前払いでした」と悔しさをにじませました。
次回、2陣第10回期日は11月29日で、遺族原告尋問がはじまります。

【建築ニュース1132号(2018年10月15日付)】

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