2018年3月5日
【本部・小林学書記】
現在とりくんでいる「公正判決を求める署名」は、2017年の12月以来毎月、京都・大阪両訴訟の原告が大阪高裁に提出をしています。
2月16日に行った3回目となる提出行動では、大阪1陣訴訟をあつかう第4民事部宛てが3万2273筆・累計で18万6643筆、京都1陣訴訟をあつかう第3民事部宛てが3万2437筆・累計で18万3627筆となりました。
京都地裁では署名用紙をまとめて段ボール箱に詰めて提出していましたが、大阪の裁判所民事部では段ボール箱のままでは受け取ってもらえませんので、両民事部の前で段ボール箱をあけて、みなさんから協力いただいた署名の束を原告が手渡しで提出しています。このことで結果的には署名に協力していただいたみなさんの想いを、原告のみなさんが直接渡せているように感じられる行動となっています。
京都1陣訴訟は、2月9日に結審し、大阪1陣訴訟も3月22日に結審日を迎えますが、結審後も裁判官に公正判決を求めて、社会正義に基づく判決文を書くための後押しとなれるように署名提出を続けます。
画期的といわれる京都地裁判決を後押ししたのは、全国から寄せられた多くの署名の力であったことは間違いありません。ぜひとも京都地裁判決以上の判決を裁判官に「書かせる」ために、もうひと回りふた回り署名の輪を広げるようなご協力をお願いいたします。
また、3回目の提出行動にとりくんだ2月16日は、大阪2陣訴訟の公判期日でもあり、33歳で発症して27年間闘病している大阪原告の松井さんが意見陳述を行って「元気な体で仕事をしたかった。本当に仕事がしたかった」と訴えました。 京都1陣遺族原告の北村さん(山科)と寺前さん(東山)はじめ4人が、京都から傍聴と署名提出行動に参加しました。
【建築ニュース1118号(2018年3月15日付)】