2024年5月16日
5月1日、第95回全京都統一メーデーが二条城前広場で開催されました。当日は雨が降るあいにくの天気でしたが、メーデー大会に詰めかけた労働者たちは、要求が書かれたプラカードやデコレーションを手に、沿道を通りかかる観光客などにも笑顔で手を振っていました。
同メーデー実行委員長として梶川憲・京都総評議長があいさつに立ち、空前の物価高や消費税負担、そして悪政に負けない仲間の団結をよびかけました。デモ行進では賃上げやインボイス制度廃止などさまざまな要求を掲げ、道行く市民にアピールしました。
なお京都府内の各地域でも統一メーデーが開催され、集会後には労働者の要求を掲げてデモ行進が行われました。
私たちは、本日「働くものの団結で、生活と権利、平和と民主主義を守ろう」のスローガンを掲げ、たたかう歴史と伝統を受け継ぎ、第95回全京都統一メーデー大会を開催しました。
物価高騰を上回る賃上げは待ったなしです。実質賃金は下がり続け、非正規労働者の増加で貧困と格差が広がる一方、大企業の内部留保は激増し続けています。「今こそ賃上げ」、たたかう労働組合の出番です。
そして国は、大企業の適正な価格転嫁や中小企業への抜本的な支援、公務員をはじめ公共で設定できる分野での賃上げなど、全ての労働者の手に賃上げがわたるよう責任を果たすべきです。
ただちに全国一律1500円以上の最低賃金の実現と、人間らしく生活できる大幅賃上げ、ジェンダー平等、非正規雇用労働者の処遇改善を強く求めます。労働基準法を骨抜きにする改悪を許さず、人間らしく働くことができるルールを確立させましょう。
岸田政権は日米一体での大軍拡路線と、戦争する国へ突きすすんでいます。改憲をねらう岸田政権を世論と運動の力で打倒しましょう。そして裏金疑惑で明るみになった金権腐敗の自民党政治を終わらせ、お金ではなく、民意で動く政治を実現させましょう。
全ての労働者・府民の力を今こそ総結集することを心からよびかけます。
働くものの団結、万歳!
第95回メーデー万歳!
2024年5月1日
第95回全京都統一メーデー大会
【建築ニュース1246号(2024年6月1日付)】