

2019年7月6日
京建労本部は6月22日に「京建労経営サポートセミナー」を開催し、組合員事業所関係者など37人が参加しました。
今回のセミナーでは「人材定着・働き続けられる事業所のあり方」をテーマに、建設キャリアアップシステム(以下CCUS)や、働き方改革関連法への対応などを学びました。
セミナー①「CCUSを活用しよう」と題して行われた講義には、全建総連の小倉技術対策部長が講師として登壇し、制度解説も含めてCCUSの紹介をしました。
小倉部長はCCUSの能力評価と企業評価などの展望について「まさに激動の変革期にある業界において、CCUSは産業構造を変える基盤となるシステムです。2024年3月までに全ての技能者の登録が行われる予定です。今後の想定としては能力評価制度を活用し、偽装請負や社保逃れの一人親方への対策がとられることも可能性としてあります。また情報蓄積によるメリットも大きく、あらゆる分野で活用が期待されます」と力説しました。
最後に小倉部長は「業界の多くの事柄に変革をもたらすであろうCCUSを追い風としてとらえて、早期の登録を実現してほしい」と語り、講義を締めくくりました。
続いて社会保険労務士の山下さんよりセミナー②「建設業における働き方改革の影響と対応」と題した講義が行われました。
最後には名刺交換会も開催され、参加者たちは名刺を交換しながら仕事のつながりの幅を広げていました。
【建築ニュース1147号(2019年7月15日付)】