2022年7月5日
6月12日に、第45回住宅デーが京都府内123会場で開催されました。組合員・家族1121人が、住宅相談や住宅ボランティアなどで活躍。住環境改善のアドバイスをおくる相談活動や、耐震相談・小規模修繕・見積もり依頼などをうけました。会場に地域住民を招いて行う「住宅デー」は3年ぶりの開催となり、久しぶりに集まった分会・地域の仲間たちの元気なようすが見られるとりくみとなりました。
近隣住民の皆さんの参加は1173人となり、京建労の仲間と家族は、各会場ごとに網戸の張替えや包丁研ぎをはじめとしたとりくみを準備して、頼りになる建設職人の技術・存在価値を地域にアピールしました。
コロナ禍での感染防止対策で短時間での開催であることなど、困難な課題を残した中でしたが、コロナ禍から一歩を踏み出した「住宅デー」となりました。
その一部ではありますが、地域実行委員会(支部単位・中丹支部は未開催)から1枚の写真を集めてフォトレポートとして紹介します。
開催地ごとに、児童公園や事業所のガレージなど、さまざまな会場をお借りしてとりくむことができました。住宅デーの開催にご協力いただいた多くの皆さんにお礼申し上げます。
宇治支部は、6月12日に予定された住宅デーの周知企画として6月4日の土曜日に、「槇島ひいらぎこども園」で修繕ボランティアを行い、8人の職人さんと書記局2人が参加してとりくみました。
4日は、引き戸のコロの修理、波板の交換、ガラス飛散防止シートの貼り付け、納戸の棚を可動式にするなどの作業を半日かけて行いました。
宇治支部住宅デー実行委員長の寺地妬喜雄さんは、「コロナ前のように子どもたちと一緒に作業したりはできなかったが、子どもたちや保育士さんが日頃少しでも安全・快適に過ごせるお手伝いができたと思う。参加者がふえればできることもふえるので、参加者をもっと募ってとりくみを続けていきたい」との感想を寄せてくれました。
また、このとりくみを取材した南部発行の日刊地域紙「洛タイ新報」に記事が紹介され、あわせて6月12日の住宅デーの案内も掲載されました。
西京区大枝北福西町にある洛西福西会館では、西京支部の福西分会・新林分会・大原野分会・桂坂分会が合同で住宅デーを開催しました。
午前9時前から多くの仲間が準備と設営に携わり、開始前から分会役員や家族の仲間の活気にあふれた声が会館内に響いていました。
会場は住宅相談に加え、包丁研ぎと網戸の張替え、スライド式本棚の木工キット受け渡しなどがメインで行われ、会場に来てくれた子どもさんには風船が配られました。
また当日は地元ケーブルテレビからも取材が行われ、包丁研ぎの撮影では担当していた仲間も「緊張して手が震える」と話しながら、笑顔で取材に応じていました。
現場の代表として同テレビのインタビューに応じた福西分会の藤川分会長は「久しぶりに会う住民さんから『待ってたよ』と声をかけてもらえた。地域あっての京建労だなと改めて実感した」と話しました。
【建築ニュース1207号(2022年7月15日付)】