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核廃絶 思いつないで被爆地へ/世界平和を願い「国民平和大行進」

2022年7月5日

 6月21日、核兵器禁止条約の第1回締約国会議がウィーンで開会されたその日、「原水爆禁止世界大会」に向けて全国を徒歩でつなぐ「国民平和大行進」が滋賀県から京都府に引き継がれて、ラクト山科公園での引き継ぎ式と、蹴上から京都市役所前までの平和行進に京建労から46人が参加しました。
引き継ぎ式で滋賀県の代表は平尾米原市長からの言葉である、「核兵器は国際的に違法化されたのです。廃絶以外はあり得ない。抑止力とか安全保障とかはあり得ないと、確認しましょう」などを紹介しました。
京都市役所に到着した京都原水爆被災者懇談会世話人の奥田継義さんは「NATO加盟国でさえ締約国会議にオブザーバー参加しているのに、我が国政府は条約に背を向けている。ある政党の幹部が『核共有』『非核三原則は昭和の価値観』という、プーチンは核の使用をほのめかす。とても耐えがたい状況です」と訴えました。
核兵器禁止条約は6月20日に3ヵ国が加わり、批准国が65の国と地域となっています(署名国は86ヵ国)。国民平和大行進の富山→広島コース(7月2日福井から引き継ぎ)や、京都府縦断(綾部から亀岡)・京都市内各地での「網の目行進」にも京建労の近隣の各支部が参加しています。
また、8月4日から6日にかけて開催される原水爆禁止2022年世界大会・広島大会に本部・支部の代表が「京建労代表団」として参加する予定です。

【建築ニュース1207号(2022年7月15日付)】

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