2024年4月3日
無料耐震診断活動を行っているNPO法人京都府住まいとまちの防災・耐震安全センターでは、近年多発している地震災害に備えて全4回の耐震診断士養成連続講座を開催しました。
1回目となる3月22日には、「耐震診断の仕組みと組立」と題して一般診断法による診断プログラム「Wee」の解説と耐震診断の方法を学びました。
24日午前に行った2回目は、実際に建物を調査しながらの学習となり、京建労京都中央支部下京事務所を調査対象と見立てて、現況調査の方法を学びました。
24日午後からの3回目は、2回目で調査した建物の情報を診断プログラムWeeに入力し、壁の種類や位置、劣化度など細かく見極めたうえでパソコンにデータ入力すると、自動計算で診断評価が出力される仕組みを学びました。
3月29日に行った4回目も引き続き診断プログラムWeeを使用しての計算となり、最終的にはその建物の保有耐力が計算され、地域による必要耐力と比べて判定が出されます。
調査データと入力した情報から出された評価をもとに、依頼者への説明での重要なポイントを学んで、その後の耐震改修へと仕事おこしにつなげていきます。
この講習から新たに6人の仲間が耐震診断士として登録されました。
【建築ニュース1243号(2024年4月15日付)】