2023年2月6日
【本部・中村書記次長】
1月9日、先斗町歌舞練場で、前進座京都初春特別公演観劇会にとりくみました。先斗町歌舞練場でのとりくみは5年ぶりで、京商連と共催で観劇しました。
演目は弱者の眼差しで武士の苦渋や庶民の哀感を描いた作家山本周五郎の代表作を前進座が50年以上前に舞台化した「雨あがる」で、貧しいながらも優しさと気品を失わない夫婦の人生への向き合い方、揺れる心の機微が爽やかな感動を呼ぶ異色の剣豪もので、仲間とともにくらしを守り新しい時代を開く新春にふさわしい物語です。
2022年に続き、コロナ禍のなかのとりくみとなりましたが、感染予防と拡散防止を最優先させ、各支部のご奮闘で265人(南部・北部61人、市内204人)の参加となりました。
最後に出演者全員が整列され、「コロナ禍のなか負けずに頑張りますので、今からは写真を撮って構いませんので拡散してください」と訴えられました。
参加者から「コロナが長引きふさぎがちな中、本当に心温まるいいお芝居だった」「早くコロナが収束して、幕間にお弁当が食べられるといいのにね」などの声がよせられ、今後も、一人でも多くの仲間に拡散しこの文化を伝えていきたいと、心新たにしました。
【建築ニュース1218号(2023年2月1日・15日合併号)】