2021年8月6日
新型コロナウイルス感染症の影響は未だ日本全体を包み込むように色濃く出ており、さまざまな国民生活が制限されています。京建労の活動も2020年は大きな変化を求められました。会議や行動のあり方など多くの活動がその影響を強く受けました。
その中でもアイデアを駆使しながらコロナ禍を乗り越えようと、奮闘する分会の仲間がいます。京建労では「今こそ分会の時代」を方針に掲げ、分会間の交流などの強化策をすすめてきました。
京建労本部は2019年から2年ぶりとなる分会活動交流集会を京都府内2ヵ所で開催しました。7月18日には京都テルサを会場に京都市内、南部、乙訓を対象として、25日にはガレリアかめおかで北部と口丹地域の仲間を対象に開催しました。計129分会から代表が集い、日ごろの活動で抱える悩みや課題を出しあい、絆を深めあいました。
京都テルサ会場では対象すべての支部から99人の分会代表が参加。分会運営についてさまざまな意見を交わしあいました。
開会のあいさつに立った平山委員長は「『分会の時代』として分会活動強化をはかって4年目となりました。コロナ禍において制限がもたらされる中で、活動の現場は大きな影響を受けていると思います。他支部の仲間との交流を深め、よりよい分会活動をつくっていきましょう」と活発な交流を仲間に求めました。
まずはじめに2年前の分会活動交流集会で特集された相楽・木津分会の若手役員のその後を描いた動画が上映され、分会役員を経て支部役員となった仲間の活躍がスクリーンに映し出されました。
続いて自己紹介を兼ねたペアトークを行い、自分の仕事内容や出身支部、年齢など近くの仲間と言葉を交わしあいました。
再び分会仲間を特集した動画(醍醐・小栗栖分会と左京・大原分会)が上映され、実際に動画に登場した分会長がフロアトークとして分会の現状と特集された感想などを話しました。
ガレリアかめおか会場では上記の動画に加えて、中丹支部の六人部分会と川口分会で行われている班集会などの特集動画も上映されました。
動画上映のあとは両会場ともにグループに分かれて分散会交流を行い、日ごろの活動の報告や悩みなどを話しあいました。
分散会終了後は会場からの感想交流が行われ、若い仲間を中心に感想が語られました。最後には本部から秋の仲間ふやし月間へ向けた訴えが行われ、参加者全員による団結ガンバローで締めくくられました。
【醍醐・三宝院分会・長谷波さん】
初めて参加しました。コロナ禍で縮小していた分会活動ですが他支部のさまざまな活動が聞けて良かったです。また、たまたまとなりに座った仲間と仲良くなれたりといい機会を得ることができました。
今日交流した内容を日ごろの活動に生かしていきたいと思います。
【南・吉祥院分会・山村さん】
今回で2回目の参加となります。班長決めなど役員づくりで自分と同じような悩みをもっておられる方も多く、少し気が楽になりました。
分会運営ではいろいろ困難はありますが、人と人のつながりは大切なことですので、その思いを胸に今後の活動を頑張っていきたいと思います。
【宮津・橋北分会・黒田さん】
役をやるにあたって分散会では「若い人がなかなか役を受けてくれない」という声がありました。
私の経験からなのですが、私も最初は役をやるのは嫌でした。順番で回ってきてやってみたら、活動や会議を通して京建労の中身が知れることから、自分のくらしや仕事に生かすことができるようになりました。
最初は嫌々かもしれないけど、つながりを持ち続けることは人生の得につながると思います。
【建築ニュース1188号(2021年8月15日9月1日付)