2018年8月3日
7月26日、京都地方裁判所で関西建設アスベスト京都訴訟2陣第8回期日が開かれ、2陣では5人目となる原告本人尋問に山科支部の仲間である堂谷秀夫さん(70・塗装工)が立ちました。
尋問に答える中で堂谷さんは「当時、改修工事でスレートを剥がしている時にアスベストが入っていると話題になりました。自分ががんだと聞いた時には『俺の人生は終わった』と思いました。裁判長、一刻も早く国と企業の責任を認めていただきたく思います。私ら一人親方も認めていただきますようお願いいたします」と訴えました。
裁判終了後には弁護士会館を会場にして「裁判報告集会」を行い裁判傍聴から引き続いて総勢84人が参加しました。
進行協議の報告を行った福山和人弁護士は「これから建設アスベストの問題は、法廷の内外で全面解決に向けた大詰め。原告団・弁護団・支援者のみなさんが心ひとつにして頑張ってまいりたい」と語りました。
また、京都1陣訴訟の大阪高裁が8月31日に判決日をむかえることにもふれて「もはや国・企業側の代理人はこちらを攻めるところが無い。8月31日の京都訴訟・9月20日の大阪訴訟で判決が出されます。大きな山場」と語り、支援の運動強化を訴えました。
【建築ニュース1128号(2018年8月15日・9月1日合併号)】