2023年4月6日
3月19日、京都市左京区のみやこめっせで、インボイス制度の中止と、春の仲間ふやし目標達成へ向けた「3・19京建労春の総決起集会」が行われ、全支部から651人の組合員や家族が参加しました。集会後のデモ行進では、さまざまな宣伝グッズをもって道行く市民にアピールしました。
今回の総決起集会は、京建労として久しぶりに全組合員を対象とした集会となり、午後0時30分の開場とともに多くの仲間が会場に詰め掛けました。北部の仲間などはバスをチャーターして参加。開会の午後1時30分には用意したほとんどの椅子が埋まるほどの盛況でした。
メインステージではアトラクションとして仮面ライダーギーツショーが行われ、最前列に準備した子ども専用席には小さな仲間たちが陣取り悪者とたたかう仮面ライダーギーツに声援を送っていました。
ショーに続いて総決起集会が開幕。主催者を代表してあいさつに立った平山委員長は「いま組合にはインボイス制度対応への相談が多数寄せられている。実質的な大増税となるこの制度導入には建設業界に加えて、フリーランスで働く多くの人たちも反対の声をあげ始めている。文字通り今日を総決起の場として、インボイス制度を中止に追い込んでいきましょう」と仲間によびかけました。
続いて「STOP!インボイス」のよびかけ人でフリーライターの小泉なつみさんから、連帯あいさつとして全国に広がる「インボイス制度は中止に」の声が紹介されました。(下記参照)
集会の最後には全員で「STOP!インボイス」と書かれたプラカードを掲げ意思を表示。団結ガンバローののち京都市役所前までデモ行進を行いました。行進でも道行く市民に「インボイス制度は中止に」と訴えました。
思想の垣根を越えて/あらゆる人と反対運動
【STOP!インボイス代表・小泉なつみさんのあいさつから抜粋】
私はフリーのライターとして文章を書く仕事をしている個人事業主です。当然ながら非課税業者です。
私自身、1人目の子どもを出産後に大病を患い、経過観察中なんですけどそんなさなかにこのインボイス制度の導入を知り、その負担から2人目の出産を諦めなければならないということを感じました。
国が導入する制度でなぜ私たち国民が生活に制限を受けなければならないのか、本当に悔しくて悔しくて涙しました。
おかしいことをちゃんと表現し、この制度を止めようとWEB署名を立ち上げたところ、多くの人から賛同を得ています。
この「インボイス制度中止」に関しては、思想信条の垣根を越えていろんな人とつながれるいい機会とも考えています。街の商店さん、フリーランス、そして建設業の方と一緒になって国に導入を諦めさせる運動をつくっていきたいと考えています。ぜひ一緒に、最後までたたかいましょう。
【建築ニュース1222号(2023年4月15日付)】