いらかの波 No.1241
2024年3月5日
私は原水爆禁止乙訓協議会の理事会に、京建労乙訓支部代表として月1回のペースで出席している。3月のビキニデー、5月のメーデー、6月には平和行進、8月は原爆が投下された日に「平和の鐘」をつくつどいなど、いろいろな行事について20団体で話し合っている▼最近の話題は「能登半島地震と志賀原発」だ。第一報は「異常なし」だったがだんだん被害が明るみに出ると、あと一歩でとんでもない事故になっていたという事実がわかった。半島にくらす人々は道路が寸断され、逃げ道がないまま放射能をあびていたかもしれないと思うと怒りが湧きあがってくる▼日本は世界で唯一の被爆国なのに、政府は核兵器禁止条約に批准も署名もしないばかりか、核の傘の下でぬくぬくと米国のいいなりを決め込んでいる。戦力不保持を決めた憲法9条に反して、アメリカから400発ものトマホークミサイルも購入する岸田政権。「ミサイルは拳銃でいうところの弾丸だから、武器ではない」という言い分なのだから呆れる▼イギリスやイタリアとは戦闘機を共同開発するとも表明。戦闘機は武器のはずだが、「これは日本製ではない」と言い張るつもりか。岸田政権は超極右と化している。（熊）
【建築ニュース1241号（2024年3月15日付）】
