2018年5月18日
5・3憲法集会のデモ行進の最中、「ノボリ旗の写真を撮ってほしい」と仲間から声をかけられた▼「上京支部、中京支部、下京支部、東山支部のノボリ旗が並んで行進している写真を撮ってほしい」という依頼だった。その仲間は「もしかしたら今日が最後のそろい踏みになるかもしれないからね」と続けた。「あぁそうか、これは本部教宣部が記録しないといけない」と私は仲間が話す意図を飲み込んだ▼2018年、京建労は大きな決断を実行する。支部の「統合」だ。4支部と本部は2年を超える議論の中で、「京建労を未来に残す」という一致点のもと、歴史的な一歩をともに踏み出す。中には50年を超える歴史を紡いできた支部もあった。統合する4支部にはいったん幕が下ろされ「京都中央支部」が5月27日の結成大会にて新たに誕生する▼文字通りその旗のもとに仲間たちは集い団結し、困難に立ち向かってきた。旗は歴史の象徴であり、仲間そのものだ。支部としての歴史は閉じられるが、新たな旗のもとでより強固な組織づくりが行われる▼デモ行進ゴール地点で横一列に並んだ4支部のノボリ旗は、向かい風を受けながらも凛々しくなびき、その姿は力強い船出を予感させるものだった。(熟)