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「連帯」育み 多数派組織へ/京建労第72回定期大会を開催

2024年6月3日

 京建労第72回定期大会は、5月25日・26日の2日間にわたり、京都市の「京都テルサ」に代議員119人、総勢315人が参加して2023年度経過報告・決算、2024年度運動方針・予算などを討論・採択し、新年度のたたかいをスタートさせました。

 大会1日目、開会あいさつを行った平山委員長は「自民党による金権腐敗政治やインボイス制度廃止を求める運動など、今こそ私たちのたたかう姿勢が社会に求められています。今大会で活発な討論を行っていただき、大きく強い京建労をつくっていきましょう」とあいさつ。来ひんのあいさつの後、村瀬書記長が2023年度経過を報告しました。
1日目の討論は、「3陣訴訟の原告として奮闘する決意。京都府内自治体ですすむアスベスト意見書採択運動」(醍醐・端代議員)、「2023年8月の台風7号の災害復旧活動について」(舞鶴・谷口代議員)などの活動が紹介され、経過報告・決算などは圧倒的多数で採択されました。
2024年度方針の提案では、「対立と分断」ではなく連帯を育み、来るべき総選挙での勝利と、建設従事者の多数派組織へ向けた指針が示されました。また組織機構改革では口丹エリア(亀岡・船井)の支部統合について、2026年4月から新支部誕生をめざして課題の整理を行う旨の方針も提案されました。また班長制度を支える分会組織の強化についても提案が行われ、各支部から活発な討論が展開されました。
 2日目の午前中は、9の分科会に分かれて討論。午後の会議では「京都市長選挙で得た経験を活かし、総選挙勝利をめざす」(左京・鈴木特別代議員)などの発言が方針を深める役割を果たしました。また2024年度運動方針・予算は満場一致で採択されました。
その後74人の新年度役員を選出。本部の主要な役員は、委員長に平山幸雄(左京)、副委員長に山中敏行(宇治)・山田秀和(西京)・野田政明(舞鶴)・得居洋介(醍醐)・秋間俊規(山科)・酒井仁巳(山科)、書記長に村瀬宏典、書記次長に松原秀樹・野嶋政和・中村春美・奥野克彦・原田泰正の各氏が選ばれ、12人の常駐執行委員、44人の執行委員とともに京建労を支える“屋台骨”が立ち上がりました。
最後に満場一致で大会宣言が採択され、大会は秋間副委員長の発声で「団結ガンバロウ」を唱和し、閉会しました。

次世代企画で心通う関係に/伏見・川上代議員

 伏見支部ではコロナ禍終息以降、活発に次世代を対象としたレクリエーションや交流会を行ってきました。初めて行ったサンタ訪問企画では普段訪問できない事業所の労働者からなど、予想を超える44世帯96人からの応募がありました。
企画後、各家庭でプレゼントを開けた時の反応の写真や、お礼のメッセージが届き、その内容をまとめた「次世代ニュース」を発行、ニュースを携えて京都市長選挙の訴えに次世代層のお宅にうかがうと、仲間がわざわざ玄関先まで出てきてくれて話を聞いてくれるようになりました。
今後も分会や支部を支えてくれる人材発掘をめざして頑張っていきたいと思います。

発言に対する執行部の見解

【本部・村瀬書記長】
京建労全体にとってもうれしいことだなと思ったのが、事業所の労働者の仲間からも反応があったということです。
本部としても「事業所の労働者対策」を掲げています。伏見支部の活動を通して、事業所の労働者があらためて京建労の活動に興味を持ってもらい、分会を支える役員になってもらえると、新しいスタイルとして明るい未来が描けると思います。

【建築ニュース1247号(2024年6月15日付)】

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