2020年9月7日
広島と長崎への原爆投下から75年の節目となる「原水爆禁止2020年世界大会」が、コロナ禍の中でオンライン開催となって、8月2日(国際会議)~9日までの期間で開催されました。
インターネットで映像を配信する開催方式となった原水禁世界大会は、国際会議・広島デー・長崎デー・4つの特別分科会で構成され、6つの階層別集会が開かれました。
6日にラボール京都で開かれた「広島デー視聴会」には京建労から2人が参加し、京建労では「コロナ禍で運動が縮小・中止を余儀なくされる中、平和運動を途絶えさせない」との趣旨で、日曜日開催となった9日に「長崎デー視聴会」を開催し12人の仲間が参加しました。
京建労の視聴会の開会に際して一刈常弘教宣・平和部長は「私たちの核廃絶にむけた運動というのは、地道でなかなかすすまない訳ですが、これは続けてやっていかなければいけない問題です」と訴えました。
長崎デーでは、京建労でもとりくんできた「ヒバクシャ国際署名」に、 国際平和ビューロー(IPB)の「ショーン・マクブライド平和賞」が贈られることが、フィリップ・ジェニングズIPB共同会長から紹介されるなどしました。
視聴会のおわりにあいさつした野田政明副委員長は「私も毎年この時期に平和への思いを高めて、また1年間がんばるということの繰り返しです。今後とも平和のとりくみにご協力をいただいて、日本政府が平和の道に舵を切るように共に努力を」とよびかけました。
また、毎年とりくまれ京建労からも代表が参加している全建総連「原水爆禁止建設労働者・職人のつどい」は34回目を迎え、参加規模が縮小され、開催地の地元組合と全建総連代表で実施されました。本部として広島・長崎に献水を、醍醐支部からは広島に折り鶴が献納されました。
【建築ニュース1168号(2020年9月15日)】