2022年7月5日
本紙を編集している現在は参議院選挙の真っただ中。京都選挙区では9人の候補が2議席を争う大激戦区となった▼第28期京建労労働学校では公示直後ということもあり、両講師から投票の重要性とめざすべき社会のあり方が詳しく語られた。石川さんの講義では「参議院選挙で経済を変えよう」と賃上げと消費税減税、財源として大企業に課税など、わかりやすい成長戦略が語られ、仲間からも「希望の持てる内容だった」と、2日間通してたたかうための栄養が補充されたようだった▼2人の講師が口をそろえて強調したのが「改憲勢力に3分の2以上の議席を渡してはならない」ということだった。改憲政党は自民党、公明党だけではない。日本維新の会はその政策に「9条改憲」を掲げ、核共有武装論をも持ち出す。また国民民主党も「改憲へ向けた議論をすすめる」と与党に擦り寄る改憲派だ▼2021年秋に総選挙が行われたので、今回の参議院選挙を過ぎると、最長で次の参議院選挙まで3年間国政選挙をむかえない計算になる。参議院選挙の結果は今の段階ではわからないが、この3年間は紛れもなく私たちの運動が試されるときだ。学びと実践を繰り返しながら、改憲を阻止しよう。(熟)
【建築ニュース1207号(2022年7月15日付)】