2019年4月18日
2019年度の国家予算が成立した。安倍政権のもと年々内容がひどくなるが、2019年度予算は極めつけともいえるひどい内容▼消費税の増税を前提に、アメリカから兵器を爆買い。軍事費は5年連続で過去最高を更新し、欠陥だらけのステルス戦闘機F35を100機以上購入する予定だ。ちなみにこのF35戦闘機、予算成立の10日後に青森沖で訓練中に墜落した。航空自衛隊所属の戦闘機だったが、墜落の原因は現段階でわかっていない▼一般会計の総額が史上初めて100兆円を超えた日本国。よく「国家予算並」などと比喩的に使うが、100兆円規模のものなどそう存在しないだろう。前述したとおり、安倍首相があてにしているのは消費税の増税分の財源。しかしその根拠も経済の下降推移で総崩れとなっており、成立はしたが破綻することが目に見えている「亡国の予算」と化している▼まさにくらしと平和を壊す安倍政権の予算組み。私たち国民が希望を持てる明日へ踏み出すには、自ら新しい政治をよび寄せるしかない。連続する統一地方選挙と参議院選挙で、安倍政権につながる政治家に厳しい審判を。自分や子どもの明日のため、仲間どうし声をかけあい、投票に行こう。(熟)
【建築ニュース1142号(2019年5月1日付)】