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【第3回】祝園分屯地拡張計画とは/射程1000㎞のミサイル

2025年2月17日

防衛省は安保3文書に基づく弾薬庫新設をめぐり、新たに精華町にある祝園分屯地で長距離ミサイルなどを配備できる弾薬庫計画を発表しました。その全容に迫る連載の第3回目です。


長距離射程ミサイルの保管が予定されている陸上自衛隊祝園分屯地について、2025年度予算案でさらに6棟追加が計上され、海上自衛隊の舞鶴基地とあわせて京都府内で17棟もの大型弾薬庫が建造予定となりました。
そもそも保管が予定されている長距離射程ミサイルとはどのようなものなのかを今回解説します。
祝園分屯地には「12式地対艦誘導弾能力向上型」といわれるミサイルが配置予定となっています。このミサイルは敵基地攻撃能力を保有するために配備が予定されており、その射程は1000㎞から2000㎞(開発目標)といわれています。ミサイルの全長は9mで、自走式の専用発射装置から目標に向けて発射される。発射後は音速程度で目標である艦艇をめざす。
陸上自衛隊によれば同ミサイルは「日本を侵略する敵国に対して、島しょ部に上陸しようとする敵艦艇に対して発射する」とあります。しかしながら1000㎞から2000㎞といわれる射程は、北朝鮮や中国、ロシアの都市や軍事基地も射程に入り、敵基地攻撃を前提とした配備といわれても仕方がない能力です。

【建築ニュース1261号(2025年3月1日付)】

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