2025年1月3日
防衛省は安保3文書に基づく弾薬庫新設をめぐり、新たに祝園分屯地(精華町)で米国製ミサイル・トマホークなどを配備できる弾薬庫建設計画を発表。本件について梨子本教宣・平和部長と本紙編集部が現地調査を行いました。数回にわたってその実態を報告します。
陸上自衛隊の祝園分屯地は京都府南部の精華町にあり、町の西部に位置しています。京田辺市や木津川市以外に奈良県生駒市にも隣接。弾薬庫などがある宇治駐屯地の分屯地という位置づけの基地です。
戦時中は旧陸軍の施設で「東洋最大の弾薬庫」として知られ、戦後は在日米軍も朝鮮戦争時にその機能を活用したほどの規模です。
自公政権は「敵基地攻撃能力行使」と「アメリカからの武器購入」を目的とした安保3文書に基づき、長距離ミサイル(トマホークや地対艦誘導弾など)が保管できる大型弾薬庫の新設を祝園分屯地に計画しています。
有事になれば弾薬庫という性質上、当然攻撃対象となるわけで、周辺住民からは不安の声が聞かれています。(次号に続く)
【建築ニュース1259号(2025年1月1日・15日付)】