2026年2月16日
カメラをのぞいて景色を写真に収めるということは、あまりしたことがなかった。機関紙に少したずさわらせてもらうことにより、自分でも気が付かないうちに携帯電話のカメラをかまえていた▼宮島での景色を写真に収めようとカメラをかまえても、納得のいく写真を撮ることができずにいた。船の上から写真を撮るのは、意外と難しかった。景色を一枚撮るだけでこれなのだから、シャッターチャンスというものは、本当に一瞬のできごとなのだなと思う▼海に浮かぶ大鳥居、これは海の上に浮かべているわけでも、足場を地中に埋めているわけでもなく、自身の重みだけで立っていると聞いて、建築技術に驚き、ただただ凄いという浅い感想しか出ない自分を恥ずかしく思う。私は自身にかかっている期待や責任の重さに潰されず、逃げ出さず、果たして立っていられるのだろうか?▼色々なスナップ写真や掲載されている記事を見て感じたことなのだが、どれも楽しげで、その時のことを見返し、他者と共有することができるこの時間は、すごく平和であるとふと感じる。世界が平和であり続けるかぎり、私がカメラを通してのぞくこの世界も変わらないでいて欲しいと願うばかりである。
【建築ニュース1282号(2026年3月1日付)】