2026年1月3日
京建労デジタルアーカイブスでは57年前に開校した「全京都建築高等職業訓練校」の草創期のようすも復元しました。訓練校卒業生で今もなお現場や組合で活躍する2人にお話を聞きました。
お話をうかがったのは第9期生の谷口さん(宇治)と榊原さん(京都中央)です。復元された当時の写真などをもとに、授業内容や生徒同士のつながりについてうかがいました。
2人は当時を懐かしみながら一枚一枚の写真をめくっていきます。「規矩術の授業は今でも生きている」「給食制度の導入を求めた」など、現在にもつながる授業内容や制度の発端も話してくれました。
「印象に残っている授業は」と問うと「教務主任の越智薫史さん(京建労元書記長)の『社会科』」と口をそろえていいます。
榊原さんは「社会科とはいうけど、労働学校みたいな感じで、『賃金はどうやって決まっているか』など、働くものの基礎知識が中心でした。社会人として経験の浅い私たちには大切な内容で、その後の生活や組合活動にも生きています」と今でも生きる特別な授業を振り返ります。
第9期生修了式(1980年3月)の写真には代表して賞状を受けとる谷口さんが写っています。実は修了証ではなく、谷口さんが在校中にただ一人「2級技能士」に合格したことを讃える「京都市長賞」授与のようすだったことがわかりました。
谷口さんは「技能では誰にも負けたくなかった。課題が変わりみんながあきらめる中で、連日連夜、休日も問わず練習した。この時は本当にうれしかった。今でもこの賞状は残ってるよ」と目じりを下げます。
あらためて2人は「京建労の訓練校で学んだことは数知れない。京都の大工にとってかけがえのない存在。これからも発展していってほしい」と語ってく