

2025年2月17日
月19日に開催された、「阪神・淡路大震災から30年経験を語るシンポジウムー震災の経験を語り継ごう」に、京建労から吉岡顧問(元委員長)と奥田顧問(元副委員長)が参加しました。
全建総連の仲間である、兵庫県建設労働組合連合会の主催で行われた同シンポジウムは、神戸市管工事会館6階大ホールを会場として開催されて、被災当事者でもあった兵庫県内の仲間たちと全建総連、京建労が参加しました。
黙とうで始まったシンポジウムでは、震災当時の地元組合としての対応や経験が報告されました。
全建総連からも阪神・淡路大震災での全建総連としての支援活動が報告されて、住宅の復興に対する建築技術者集団としての社会的役割を発揮することを確認してとりくまれた「木造住宅工事相談センター」(兵庫県内4ヵ所)で約1000件の工事を行ったことなどが報告されました。
「関西の仲間のボランティア活動」として、京建労に発言が求められて、震災後の救援活動に自身も参加した奥田顧問が発言を行いました。
奥田さんは「京建労本部は震災発生当日の夜に緊急四役会議を開催して、京都府内の被害状況を確認し、コンロやブルーシートなどの物資を集めて1月19日には西宮市の阪神土建本部に入りました。住宅ボランティアは地元組合と協力して、芦屋市・西宮市・神戸市長田区で8日間のべ356人の参加で防水シート張りや小修繕などを行いました。『困難あるところに京建労あり』の伝統を次の世代に受け継ぐのが使命です」と、思いを語りました。
また、このとりくみへの参加が報告された2月1日の第9回本部執行委員会では、「阪神・淡路大震災で『京建労』ののぼりを立てて被災者を励ます活動をしたことについて、現在でも兵庫県の仲間から感謝の言葉をのべられることは京建労の誇り」とまとめました。
【建築ニュース1261号(2025年3月1日付)】