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晴天の文化の日「憲法守ろう」高らかに/平和な社会に9条は不可欠

2022年11月21日

 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻や、北朝鮮のミサイル発射実験など国際情勢が緊張を極める中で、不戦を誓った日本の平和憲法が世界的にも大きな注目を集めています。
 11月3日の文化の日、京都市東山区の円山野外音楽堂で「生かそう憲法 守ろう9条 11・3憲法集会in京都」が開催され、1600人の市民が参加。九条の会事務局長をつとめる小森陽一さんの講演などが行われ、憲法ウォークでは「今こそ平和憲法が重要」をアピールしました。

午後1時からのオープニング企画では、京都うたごえ協議会や平和おどり普及会などが舞台に上がり、歌や踊りを披露。会場をあたためてくれました。
開会のあいさつでは、憲法9条京都の会の代表世話人、高山京都大学大学院教授が立ち、「この度、新たに憲法9条京都の会の代表世話人となりました。皆さんも実感されていると思いますが、今こそ平和憲法が世界にも必要な時代が来たと思います。改憲へすすむ岸田政権の思惑をストップさせ、平和な社会をつくるために憲法9条を守り、生かしていきましょう」と訴えました。
講演では九条の会事務局長の小森陽一さんが「今こそ輝かせ 憲法9条」と題して、ウクライナ情勢などから見る世界の動きと、私たちが選ぶべき日本の政治について語られました。
続いて行われた市民からのアピールでは、旧統一協会問題や気候変動問題、地域の平和活動に関するとりくみが報告されました。
 旧統一協会に関する問題に長年とりくんできた牧師の榎本栄次さんは、「旧統一協会の問題に関しては、政治の責任は重大だと思っています。カルト宗教にお墨付きを与えてきた自民党を中心とした与党。集票力やカネを後ろ盾に、自分たちの教えが正しいものだとしてきた旧統一協会。日本の政治がこの病ともいえる現状となったことを直視し、私たち国民の力で何とかしなければいけないと思います。憲法を大切にしながらたくさんの人がともに手を取りあってくらす社会をつくっていきましょう」とよびかけました。
集会の最後には集会決議を参加者全員の一致で採択。京都市役所前まで憲法ウォークを行い、「平和憲法を守ろう」と訴えました。

【建築ニュース1215号(2022年12月1日付)】

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