2021年3月16日
2月28日、午前10時から京建労会館で「2021年3・1ビキニデー日本原水協全国集会」のオンライン視聴会が行われ、本部と支部あわせて9人の仲間が参加しました。
1954年3月1日、アメリカは南太平洋のビキニ環礁で、広島型原子力爆弾の約1000倍もの威力を持つ水素爆弾の実験を行いました。この核実験により、周辺のマーシャル諸島の人々や近海で操業していた日本漁船の多くが被災したことにちなんで開催されています。
京建労会館を含む全国536スポットをつないで、行われた同集会は全労連の小畑議長のあいさつでスタート。日本全国をはじめ、世界各国の代表者や核兵器廃絶運動の拠点からメッセージが送られました。
核兵器禁止条約が発効された後ということで、多くの活動家が条約に関連した発言を行い、唯一の核兵器被爆国である日本が条約に加盟することへの期待が寄せられていました。
文化企画では同条約発効を記念してつくられた「Towards a Peaceful New World-後戻りはしない-」と題した楽曲が紹介されました。この楽曲の作詞を担当したフィリピンのマラヤ・ファブロスさんは「核兵器禁止条約はすべての人々の希望の光だ」と語りました。
感想交流では「コロナ禍でとりくみが中止になる中で、反核・平和運動の灯を消してはいけないと思った」と語る仲間もいました。
【建築ニュース1179号(2021年4月1日付)】