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体験通じて相互リスペクト育む/書記局が現場を体験

2024年8月2日

 「書記局の現場訪問体験」が実現しました。建設現場で組合員さんの日頃の作業や、労働環境を体験するとりくみに協力を申し出てくれたのは、京都中央支部の谷口敏支部長。現在改修工事中の谷口さんが営む工務店の事務所にお邪魔して、7月25日に4人の書記局員が現場体験をしました。

現場体験に参加した書記局員は、本部・村瀬書記長、京都中央・中嶌書記、西京・倉田書記、相楽・千野根書記。猛暑の予報が出されていたこの日、現場に到着した午前10時でもすでに暑く、谷口さんの勧めもあり用意してきた空調服を、最初は着用せずに作業してみることに。
作業内容は、和室の壁に漆喰をローラーで塗る作業と、鉋掛けの体験。
書記局の仲間たちは慣れない作業にも汗をかいて、漆喰を服に飛ばしながらも真剣にとりくみました。
 谷口さんは、ぎこちない身のこなしの書記局員たちにアドバイスを送りながら、作業の説明や、改修工事の工程についてなどを教えて、終始笑顔で体験を後押ししてくれました。
ひと汗かいてから空調服を着用して作業した書記局員たちは、その効果を身をもって体験しました。
谷口さんは「現場を知らないというのは仕方のないことで、こうした機会をもって現場の暑さを知るとか、冬は鉋が冷たくて握れないほど寒いとかね。それだけでも良いことだと思います」と話しました。
この現場体験の趣旨は、5月に開催した第72回定期大会での提起の一部であった、「建設現場の実態をリアルにつかむための現場研修や現場訪問など、組合員の仲間と書記局が互いにリスペクトできる関係になるよう努めます」を実践するものです。とはいえ、どの現場でも叶えられるものではなく、今回迎え入れてくれた谷口さんが「自分ところを改修してたから、タイミングがばっちりやった」と第1回目を実施することができました。

【建築ニュース1251号(2024年8月15日・9月1日付)】

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