2024年2月15日
2月4日投票の京都市長選挙(投票率41.67%)では、京建労は福山和人候補を推薦して勝利めざし組織をあげてたたかいました。結果は福山侯補が16万1203票を獲得しましたが、自民・公明・立民・国民が相乗りした後継候補の組織戦に力及ばず、勝利はなりませんでした。
勝利を信じて支部や分会の行動に奮闘された役員・書記局の皆さん、周りに支持を広げていただいた皆さん、投票所に足を運んでいただいた皆さん、支援いただいた京都市外の支部の皆さん、そして全国から熱い期待と強力な支援をいただいた皆さん、行動していただいたすべての仲間の皆さんに感謝申し上げます。
選挙戦では福山候補の候補者力と、市民の切実な要求で練り上げられた208項目のマニュフェスト、とりわけ「若者・子育て応援5つの無償化」が多くの市民の中に共感を広げ、要求で対話すれば街頭でもどんどん支持が広がりました。また国政政党では日本共産党の支援、れいわ新選組、立憲サポーターズ、社民党有志、新社会党、緑の党、無党派の応援などさまざまな人が「つなぐ京都2024」に結集し、立場の違いを超えてつながりました。
市民からは「政治とカネ」問題への怒りの声も噴出し、福山さんの「お金を集めるより、市民の声を集める市政」のスローガンには多くの共感が広がりました。また能登半島地震で「災害時における自治体の役割」が注目され、住宅の耐震化助成制度復活の政策など「公共の力」拡充への賛同の声もきかれました。
京建労は「7大要求」を掲げ、賃金条項のない「公契約基本条例」など、現場の声に耳を貸そうとしない市政から、「若者が育つ建設産業をつくる市政」へ転換するために、わがこと選挙として要求実現をめざしました。
各支部が宣伝物を「福山ブルー」に統一、「アナウンサー・乗務員学校」の開催など、質と量ともに前進をめざした活動となりました。九条油小路300人トワイライト宣伝や本部執行委員100人大宣伝はSNS上でも大いに話題になり、短時間でも迫力あるリアルな行動が拡散力の源泉となる確信を得ました。
次世代合宿に参加した仲間が、北陸新幹線ビラを確信に選挙戦に初参加するなど、次世代層の参加も部分的ながら広がりが見えました。居住と所属支部の違う事業所労働者がふえる中で、平日昼間の事業所訪問をしてからの電話作戦など、事業所の仲間への新たなアプローチの経験も生まれました。
選挙戦が終わり、春の仲間ふやし月間や役員づくり、賃上げ運動、税金闘争など、「春の大運動」後半戦に突入します。京建労は今後も、ともにたたかった仲間と「組織に生かすべき教訓は何なのか」をつかむための意見交換をしっかりした上で、次のたたかいにすすむ決意です。
2024年2月6日京建労執行委員長
平山幸雄