Web建築ニュース

いらかの波 No.1204

2022年5月16日

「GHQの占領下で制定され、1947年に施行された日本国憲法の歴史は、改憲論議の道のりでもありました」。これは、NHKのホームページ内で公開されている「半世紀のNHK世論調査からみる憲法『意識の変化』」の書き出し文。随分と扇動的に受け取れる▼そう書かせる、これがムード。しかし、本文を読みすすむと「戦後9条が果たしてきた役割が再認識されるようになったのかもしれません」など、改憲派の恣意的な文章ではないのです▼5月3日の憲法集会での講演で「朝日新聞世論調査、『改憲必要56%』」の報告に会場はどよめいた。毎日新聞は改憲賛成44%、読売新聞は改正賛成60%と見出しをうった。一方、読売の同アンケートには「戦争放棄」を定めた9条1項を変える必要ないと答えた人は80%。「戦争放棄変える必要なし80%」との見出しは付かない▼朝日の調査結果も詳しく見ると、「改憲必要56%」だが、憲法9条は「変えない方が良い」と59%が回答し、現憲法が「全体としてよい憲法」と58%が答えている▼日本国憲法は誇るべき憲法であり、9条は絶対に変えさせない。この声は決して少数派になどなっていない。「護憲」の声こそが、平和を願う国民的ムードの牽引者となる。(巧)

【建築ニュース1204号(2022年6月1日付)】

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