2022年11月4日
【北村さん】
今日は本当にありがとうございました。ようやく5年。裁判の共同代表として入ってから5年経つんやなと、すごく長かったなという気がします。
ずっと色々思い出して『大阪にも行ったなぁ、ニチアスにも行ったなぁ』と、そこでどんな扱いを受けたかと思い出しながら、本当に大変やったなと思います。
陳述書の中にも書いてあるように、本当に一番悔しかったのは亡くなっていった本人だと思います。この本人の気持ちをすべて代弁して言い表すことができたらどんなによかったか…。でも、その内の少しでも、半分でもいいから訴えられたら…。それが私自身のこの裁判にかけてきた気持ちでした。
この裁判の中で一緒にがんばってやってくれていた長谷さん、亡くなられたのでね…。最初から酸素ボンベをしながら参加してはったことを、思い出します。生きたはったら、この判決、いい判決が聞けたんじゃないかなと思います。裁判のたびに参加してはったし、悔しかったやろうに…。
本当にありがとうございました。まだまだこれから続きます。3陣もがんばっていますし。これから、すべての人が報われるような、そういう裁判の結果を。これからも私も参加していきたいと思います。
本当に長い間、ありがとうございました。これからです。がんばります。
【建築ニュース1214号(2022年11月15日付)】