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アスベスト闘争

2陣訴訟は原告・被告双方が控訴/「全員救済」へ引き続き支援を

2023年4月19日

 関西建設アスベスト京都2陣訴訟は、3月23日に京都地裁で判決が出され、被害者30人中24人に対して、被告である建材メーカー5社(ニチアス㈱、㈱ノザワ、㈱エーアンドエーマテリアル、㈱エム・エム・ケイ、 太平洋セメント㈱)の加害責任が認められました。
しかし右記の断罪5社が判決を不服として大阪高裁に控訴しました。また4月5日には原告側も全員救済を求めて控訴の手続きを行いました。
3月26日には原告団総会が開催され、参加した原告からは「同じ被害者なのに就労年や職種で線引きされるのはおかしい」「全員が救済されるまでがんばる」などの発言も出されました。
2021年5月の最高裁判決後、北海道訴訟の2判決(2陣地裁・1陣高裁)に続き、今回も建材メーカーの責任が認められ、18度も司法から断罪されています。
しかし判決後に行った要請には原告には直接応じることなく、一貫して謝罪もせずに裁判を長引かせる態度をとっています。
今後、神奈川1陣差戻審の判決(5月19日)、大阪2陣・3陣の地裁判決(6月30日)、そして最大の原告数を誇る東京1陣差戻審の判決も2023年度中に予想される中で、私たちは支援者として建材メーカーに対する要請行動や国会議員への働きかけをさらに強めていく方針です。仲間の皆さんも「全員救済」を求めてたたかいつづける原告団への支援をお願いします。

【建築ニュース1223号(2023年5月1日付)】

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