第47回住宅デー 6月9日(日)
第47回住宅デー 6月9日(日)

アスベスト闘争

「その姿勢、許すまじ」全国で建材メーカーを一斉提訴/建設アスベスト京都3陣 集団提訴

2022年6月15日

 建設アスベスト訴訟全国連絡会は6月7日、全国10地裁に原告総数191人で一斉提訴を行いました。被告と定めたのは人体に有害と知りながらも、製造と流通を続けた各建材メーカーです。京都地裁では12人の原告(被害者数は9人)が、集団で提訴。地裁に駆けつけた支援者とともに「建材メーカーは和解と基金に参加せよ」と声をあげました。

昼12時30分、駆けつけた京建労各支部や労働組合の仲間に送られながら、3陣の原告たちは「アスベスト建材メーカーは被害の全面解決に責任を果たせ」と書かれた横断幕を持ち、シュプレヒコールをあげました。
原告団は弁護団とともに提訴のため京都地裁の正門をくぐり、提訴に関する必要書類を提出。支援者たちも「原告団、弁護団がんばれー」の声援で背中を押しました。書類提出の間は支援者たちでスタンディングアピールを行いました。
仲間を前に平山委員長は「5月に行われた要請行動へのニチアス㈱の対応は本当に被害者をこけにするようなものだった。被害者と会おうとせず門前払い。腹の底から怒りがわいてきた。今回の提訴は基金制度にも加わらず、社会的責任をいっさい果たそうとしない建材メーカーのみを被告としている。仲間の団結で勝利を勝ちとろう」とよびかけました。
 アピール終了後は場所をハートピア京都にうつし、提訴集会を開催。改めて原告の紹介や、弁護団から今後の展望の解説、酒井書記長から行動提起が行われました。また3陣原告の原告団長となった端明さん(醍醐・塗装)へ、出身の醍醐支部の大島支部長から激励の言葉が送られました。
集会終了後はその場で記者会見が行われ、各社の質問に原告が対応しました。

【建築ニュース1206号(2022年7月1日付)】

最新記事

月別

一覧に戻る

特集

  • 京建労住宅デー
  • 若者に魅力ある建設産業に