アスベスト闘争

アスベスト京都訴訟決起集会/全員救済が私たちの望み/基金設立と上告審勝利へ

2021年3月16日

 3月7日、京都テルサ大ホールで、「建設アスベスト京都訴訟『原告は代表選手』京建労決起集会」を開催しました。集会には102人の仲間が参加し、石綿被害者救済基金設立と1陣最高裁上告審勝利へ決意を固めあいました。
開会にあたってあいさつに立った平山委員長は「最高裁からの被告の上告不受理の通達を受け、国と一部建材メーカーの責任が確定しました。私たちは勝利したのです。しかしまだ屋外従事者の仲間の審理が残されています。私たちが望むのは全員救済の一点です。今日ここで改めて決意を固め、これまで通り支えに支え抜きましょう」と参加者によびかけました。
この決起集会に駆け付けた来ひんでは、あいさつに立った政党や京都総評の代表者(あいさつの一部は下記を参照)に加えて京都職対連や阪神土建などの仲間も参加者として紹介されました。
また全建総連や立憲民主党などからのメッセージも紹介されました。

焦点が屋外従事者賠償/最高裁弁論を支え抜く

 最高裁決定が続く中で、基金設立へ向けた動きなどについて、建設アスベスト訴訟全国連絡会の事務局長を務める清水謙一さん(元全建総連書記次長)から報告がありました。
清水さんは「皆さんの必死の運動の成果で政治が変わりはじめています。これは皆さんが9年間の運動を積み上げ、勝ち得てきたものなのです。ここに大きな確信を持つべきだと思います。政治解決の分野では超党派での話し合いをすすめ、救済基金について私たちが納得できるものを作り上げていくことが重要なのです」と、運動強化の重要性を語りました。
弁護団からは福山事務局長が最高裁弁論へ向けた報告をし、焦点となる屋外従事者への賠償について新たな提出書類の説明を行いました。
 弁論へ向けた激励セレモニーでは弁論に立つ原告の木村さんがあいさつし、複雑な胸のうちとともに東京へ向かう決意を語りました。木村さんは平山委員長から「最高裁勝利行き」と模した目録を受け取り、固い握手を交わしました。
最後は野田副委員長の音頭で参加者全員がプラカードを持って団結ガンバローを唱和、「上告審勝利と基金設立を絶対勝ちとるぞ」と全員でこぶしを突き上げ、集会は閉会しました。

「全面解決へ全力挙げる」/来賓から連帯メッセージ

【京都総評議長・梶川さん】
この最高裁の判断に、働く仲間を代表して心から拍手を送りたいと思います。法廷では働くものを侮辱するかのごとく、国や建材メーカーの逃げ口上を目の当たりにしてきました。政府与党はこの司法判断を尊重し、速やかに全面解決への道をつくるべきです。京都総評もともにたたかいつづけます。

【衆議院議員・繁本さん(自民)】
与党内の建設アスベストプロジェクトチームでは被害者の皆さんと遺族の方々、これから出るであろう被害者の方々のために、与党の考え方をまとめて、速やかに解決に導いていこうと会合を重ねています。
「政治の力での解決を」という強いご要望に応えるために全力でとりくんでまいります。

【衆議院議員・穀田さん(共産)】
私は皆さんと一緒に「あやまれ、つぐなえ」と一貫してたたかってきました。あらためて仲間の皆さんの遺影に誓いをたてなければいけないと今、思っているところです。
予算委員会で小泉環境大臣に謝罪と全面救済へ基金の設立を求めました。この課題、政治の果たす役割はとても大きいと考えています。超党派で必ずやり切る決意です。
そして京建労の仲間の皆さんが、必死になってとりくんできたからこそ、国民的な運動となって世論が作られてきた。あらためて敬意を表したいと思います。

【建築ニュース1179号(2021年4月1日付)】

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