2021年3月31日
2021年3月31日
京建労青年部では2021年2月から「2021年版建設で働く若者のためのいろいろ教えてアンケート」をとりくんでいます。中間報告②について記述します。中間報告①と②については下記を参照してください。
就職の動機では依然として、「家業が建設業」と答えた仲間の数値が高く、およそ3割の仲間が理由にあげています。産業として新規入職者の3割が家族関連というのは厳しい現状であるのは間違いありません。未だ入職者先細りはおさまっていないことがよくわかります。また学校の先生の紹介は1%と就職あっせんも進んでいないことも明らかになりました。今後の運動課題として、青年部で対応が必要と考えます。
今の仕事について複数回答可で回答を求めたところ、誇りがもてる仕事、やりがいのある仕事、ついてよかったと思える仕事とポジティブにとらえている仲間が多くおり、技術職としての特徴でもあるやりがいの部分では6割の仲間がチェックしています。転職や離職を考えている仲間も5%いることも気がかりです。
これだけ劣悪な就労環境においても、若年技能者たちはその仕事についてやりがいを感じています。ゆえに低賃金や高拘束の打開が、入職者確保と後継者育成の最善種であることは言うまでもありません
最後に今の仕事を続けたいかと仲間に聞きました。回答は続けたいが54%、続けたいが先行きが不安が30%と、合計で8割が続けたいと答えていますが、不安もぬぐい切れません。まさにこれがリアルな現状です。不安の要素はわかりませんが、景気に左右されやすく、危険で低賃金、高拘束。そして給料も上がらない構造。改めて一つ一つ問題を解決し、こういった率直な青年たちの声をもとに政治と組織を動かしていく必要があります。
青年部では同アンケートをもとに、大手企業交渉や自治体との交渉、そして建設青年黒書の策定し、来春の知事選挙へと望んでいく決意です。
アンケートに関する多くの仲間の皆さんの意見を募集しています。