

2025年9月9日
8月29日に全建総連関西地協(平山幸雄議長)は、国際建設林業労働組合連盟日本協議会( BWI-JAC )を通じて、関西・大阪万博協会と懇談を行い、以下の要請書を提出しました。
公益社団法人
2025年日本国際博覧会協会
会長 十倉雅和殿
国際建設林業労働組合連盟日本協議会( BWI-JAC )
議長 中村恭士
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の成功に向けた貴協会のご尽力に対しまして心より敬意を表します。
また、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げ開催されている大阪・関西万博が、連日盛況を博していることにお慶び申し上げます。
さて、大阪・関西万博の開催期間も残すところ2カ月余りとなりました。
一昨年の8月には、万博の施設建設工事等に係る労働者の雇用・労働条件の改善、労働安全の確保をはじめ、持続可能な森林経営に配慮した木材の調達等について要
請をさせて頂いたところですが、万博閉会後には施設等解体工事が控えているところです。
つきましては、万博施設等の解体工事においても法令順守の徹底、解体工事従事者の労働安全、人権擁護等の課題について具体的対策・対応が図られますよう、下記事項を要請いたしますので、特段のご理解とご協力をお願い申し上げます。
記
1.施設等解体工事に係る必要経費、工期を確保するとともに、工事時間の遵守、週休2日制を実施することなども含め、建設従事者の適正な賃金、労働条件、作業環境等を整備すること。
2.博覧会協会が契約を締結するサプライヤーに対しては、安全衛生協議会の設置と現場での安全パトロールの実施を義務付けるとともに、現場パトロールについては、労働組合代表者の参画を義務付けること。
3.現場パトロールで判明した安全に係る問題や、通報受付窓口に通報された問題については情報開示を徹底すること。
4.建設工事を請け負った元請企業において、下請企業への未払いが生じている場合については問題解決を働きかけると共に、解体工事で類似の事案が生じないよう適切な措置を講じること。
以上
BWI-JAC加盟組織
全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟(UAゼンセン)
日本建設産業職員労働組合協議会(日建協)
全国建設労働組合総連合(全建総連)
全日本森林林業木材関連産業労働組合連合会(森林労連)