第47回住宅デー 6月9日(日)
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お知らせ

【声明】2024年衆議院総選挙の結果について/「歴史的なたたかい、何度でも立ちあがる」

2024年10月29日

 組合員・家族のみなさん。10月27日投開票で行われた衆議院総選挙は、政権与党である自民・公明両党が大幅に議席を減らし、2009年に政権交代した衆院選以来の過半数割れとなりました。また裏金事件に関わった議員や現職閣僚も相次いで落選しました。
日本共産党機関紙「しんぶん赤旗」が、自民党裏金事件を白日のもとにさらし、日本共産党は組織的犯罪行為として徹底追及。加えて選挙中には、自民党非公認候補に政党助成金から2000万円が支給されたことを明らかにして、国民の怒りを広げました。結果、自民党に対して厳しい審判は国民から下されました。
野党では立憲民主党と国民民主党が大幅増、れいわ新選組、参政党、保守党も議席をふやしました。大阪・関西万博がかかえる矛盾やカジノ建設強行ど多くの問題を抱えた日本維新の会は、大阪選挙区で全勝しても議席を減らすという結果となりました。日本共産党は沖縄1区で勝利するも、東京と東北で議席を減らしました。
京建労は仕事とくらしを守る政治に大転換する選挙をめざし、積み上げてきた「建設職人の未来をつくる要求」を貫いて、力をあわせたたかい抜く方針を確認。7大要求を掲げ、重大な京建労攻撃である3つの問題を重視し、運動を展開しました。
ひとつ目の問題は「マイナ保険証」への一本化問題で、現行の保険証を存続させる要求を掲げました。ふたつ目は一人親方層中心に消費税を押し付けるインボイス制度で、「今すぐ廃止」を求めました。最後は防衛費倍増、社会保障費削減策に対し「軍事費削ってくらしに回せ」を仲間に語り、世論を広げることをよびかけました。
奮闘された仲間のみなさん、また投票所に足を運んだみなさん、本当にお疲れ様でした。特に建築ニュース1255号(10月中間号)の配布や、総選挙号外を活用した対話は、日常の組織建設の到達があってこそできる活動でした。
また京建労が独自に作成したビラでの対話で「現行保険証の廃止反対」、「消費税インボイス即刻中止」、「大軍拡と改憲阻止」の理解を広げられたことは、今後の「要求対話型」の選挙戦を発展させていく上で、貴重な経験となりました。
投票率は53・84%と前回を下回る戦後3番目の低さでしたが、投票日当日の棄権防止活動を行う仲間に向けて、ランチタイムミーティングで活用する「委員長からの訴え動画」で意思統一するなど、最後まで「仲間と対話すること」を貫きました。
青年部の投票行こう大作戦「投票済み証LINE送信作戦」「期日前投票に一緒に行こう行動」で、青年部員が「初めて投票した。緊張した」と感想交流がされたことは未来につながる活動です。
「政治とカネ」の問題、大軍拡・増税路線、京建労攻撃など、仲間の仕事とくらし、憲法と平和を守るたたかいは、正念場を迎えています。この全国的なたたかいの一翼を担う京建労の役割はますます重要です。要求から出発し、自分の言葉で語る要求運動を積み上げた先に選挙があります。
歴史的なたたかいに、何度でもみんなで立ちあがりましょう。

2024年10月29日
全京都建築労働組合
執行委員長 平山幸雄

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